お陰様でなんだかんだと、10回目を迎える事が出来ました。お付き合い頂きm(__)m
この先、色々な事が待ち受けますが、このブログはフィクションです。
ご想像にお任せ致します。
訳も分からず、ブーランジェリー パティスリー(パン屋だけどケーキも売っているフランスではよくあるスタイルの店)
で働き始める。
朝4時に出勤。さほど何を言ってるか分からないが身振り、素振り教わる。そして午後2時仕事が終わり帰路につく。
…。
する事も無いが、行くところも無い。唯一の娯楽と言えば近所のSEIYU的なスーパーに買い物に行くこと。
そして唯一の利点としては、気を使わない。
世間体、近所付き合い、日本では当たり前の感覚が薄い。自分がどこから来て何をしているか周りは、気にもとめない。
完全アウェイなこの状況。まさに絶望の淵。だが、神は見捨てなかった!
いつもの様に悪戦苦闘しながら仕事をしていると、突然、シェフがちょっと来い!と、手招き??
はて?何がバレたのか!?
売り場に案内されると、日本語が!!!
あなたここで働いているの?とマダム
シェフがマダムに何か話しているが良く分からない。
マダムの答えを求める視線がこちら向くが、よく分からない。
すると、マダムが、「言葉も分からずここで暮らしているの!?」と。
すみません(_ _)
すると
言葉も分からず、ここで暮らしている方が凄い!と
誉めらているのか、けなされているのか(^^;)
隣町にフランス人のご主人と住む、日本人のマダム。聞けば、月に何度かパンを買いに来るらしい。後にフランスの母となる、嬉しい出来事となる。
何度か店で顔を合わせるうちに、今度、家に遊びに来ればとお話しを頂く。
図々しいながらも、お邪魔すると小学生の息子さんと優しそうなご主人が出迎えてくれた。家の中に暖炉、愛犬、絵に描いたようなフランスの古民家。 日本食、チラシ寿司をご馳走してくれた。何ヶ月ぶりのお米。お酒は呑むの?と、日本酒!
言葉の通じるまともなやりとり、当たり前の事が嬉しい。
ただただ、感謝。ひさびさの家庭の温もり。今でもこのご一家とは近況報告をしあうご縁を頂いております。
たまには、円満に終わりにします。