このブログはフィクションです。ご想像にお任せします。
1年ぶりの祖国。
なんだろうこの自由な空間は。何も心配せずに居られる。何でも出来そうに思える。
近所のSEIYUがテーマパークの様に思える、日本食の宝庫。パリでも日本食材を扱うスーパーは沢山あるが、豆腐一丁3ユーロ(約360円)など仕方ないがとにかく高い。68円の豆腐、納豆、ってなんだよ。
弁当、298円。すげーなSEIYU。
値引きのシールを見て思う。賞味期限の近い物が値引きされているが、期限が切れている物はない。フランスの日本食材スーパーでは、期限切れの商品が値引きされ売っている。もちろん、乾麺や調味料など少し位過ぎていても問題ない物ではあるが、日本の感覚とは違う。
コンビニ24時間営業。泣。いつでも好きな物が買える。ビールが冷えてる。袋にまで入れてくれる。凄い。日本だわ。
フランスでは、特に地方の町では日曜日は殆どの、店がやっていない。もちろん袋になど入れてくれる訳がなく、ポイポイ投げられる。
何するにも神経をとがらせ、考えに考えて行動していたあの頃を思い出すと、何も考えずに楽に生きられる。
良いのか、悪いのかは分からない。ただ今までの自分だったら、そんな事すら考えない。
1本1ユーロのバケットをやっとの思いで手にし、飢えをしのいでいた、1年前あの瞬間はなんだったのか。日本にいると忘れてしまう不自由さ。
実家。久々の安堵感。今日はもう寝よう。