このブログはフィクションです。ご想像にお任せします。
さて、バカンスも残すところ半分。
フランス、パリでの1週間。
何をしようか。すること無い一1週間、日本にいた頃を思い浮かべれば贅沢な悩み。
パリのオアシス、ブックオフ。
陳列されている地球の歩き方。何気に眺める。
パリ発着のバス旅、なる見出しが、
パリから夜行バスでオランダ、アムステルダム。
料金片道、50ユーロ程。 往復、約100ユーロ(16,000円)
ほー、これは貧乏旅には持ってこいか。
アンネの日記
アンネ・フランクの隠れていた家、以前本で読んだ事があり
1度は訪れて見たいと思っていた地。
ロンドンの苦い思い出が頭をよぎる中
えーい行ってみるか。ただし、1泊でww
一通り調べ上げ、思い立ったら吉日。
パリ中心部から少し離れたPorte Maillotと言う所に発着場があるらしい。
予約制なのか、乗れるのか分からないが、当たって砕けろ精神のみで、いざ出陣。
Ticketを買いに窓口へ。どうやら券売機で買うらしい。
見ようみ真似で、行きの日時とバス、帰りの日時とバスを指定する。
パリ~アムステルダム行のバスは1日14往復あるらしく、時間帯によって料金も様々。
1番安いTicketを探す。
Paris22:00 ➡ Amsterdam6:00 45Euro
翌日
Amsterdam21:30 ➡ Paris5:00 40Euro
何とか、発券。
出発迄少し時間があったが発着所のバスナンバーを入念に確認し時を待つ。
デカい荷物を持ったアラブ系の集団。色々な衣裳のどこの国の人か分からない人々で溢れるバスターミナル。空港とはまた違った世界感、日本ではあまり見かける事も無い、独特さが面白くもあり、少々ビビる。
香水の匂いとも違う、スパイスの様なお香の様な独特な空気が流れる。
気付けば待合室に人が集まり始める。指定席ではない、とりあえず列ぼう。
実はこの旅を計画に移す前にここへ行こう!
と、決めていた場所がある。
ポーランド、アウシュヴィッツ。
ひとしきり調べた。まだまだインターネットも普及していない時代。
パリでも日本人向けにインターネットを提供している、いわゆるネットカフェがあった。
10分、1Euro。1時間の利用で1,000円位かかる。高い。
当時のネット環境、今とは比べ物にならない位遅い。
情報量も限られる。
クラクフと言う町が最寄りの基点となるらしい。パリからバスで丸一日。
その後の情報はあまり出て来ない。
どうする、若さに任せて突っ走るべきか。ポーランドって何語?英語もフランス語もよくわからけど、時はアメリカ同時多発テロ事件の余韻が残る。
なんとなく、中東近くは恐さもあった。
何か起これば、起こるかもしれない。
沢山の人達が殺された場所。軽い気持ちで行ってよい場所なのか。
ここで、心のブレーキがかかる。止めておけ
今思えば、後悔だが、直感は信じよう。
さて、アムステルダムどんな所か。