LA PORTE D’OR

店主のブログ〜

オカシナタビ 11 ああ、世界遺産

2016.12.01

部屋を見回すと、本棚に先人が置いていったと思われる地球の歩き方が。

かなり古い本ではあったがこの状況では貴重な情報源だ。

地理的に、パリに出るにはレンヌと言う町までバスでおよそ1時間半、そこからTGVに乗り約2時間。

遠い。

店はたまに連休がもらえたが、スーパーに行く位しかする事のない状況で何をしろと・・・。

地球の歩き方を隅々まで読みあさると、世界的な観光地

モンサンミッシェルが割りと近い事に気づく。

レンヌからバスが出ており約1時間。よし、行ってみよう。

次の連休にモンサンミッシェルへと一泊で向かう。ホテルは沢山あるらしい。

レンヌからバスで向かう。途中、目的地が見えてきた。

小田原辺りから見る、江ノ島といった所か。

昼過ぎモンサンミッシェルへとたどり着く。まず、帰りのバス時間を確認すると、翌朝9時にモンサンミッシェルからレンヌ行きのバスがあるらしい。

流石は世界遺産。圧倒されながらも順路に従い島を一回り。あっという間に時間は過ぎ、夕暮れ。

ホテルを探す。が、島内のホテルはどこも満室との事。

しぶしぶ、対岸およそ2キロを歩き何とかホテルを確保。せっかくのモンサンミッシェル

しかし明日、朝9時には出発しなければならない。

翌日、早朝、まだ夜が明け切らぬ朝6時。ぼんやりとたたずむモンサンミッシェルを目指しホテルを出る。

雄大。何というか、神秘的。色々な思いにふけながら島を目指す。

観光客も居ない、土産物屋もレストランも閉まっている。裏路地、壁の向こうには何が有るのか、よじ登って見たり。誰も居ない島内を歩き回った。

すっかり夜も明け、帰りのバスを待つ。

9時、まだかまだかと待つが一向にバスが来ない??

未だに謎なが、曜日限定なのか、季節的な事もあるのか結局バスは来なかった。

次のバスは、時刻表に目をやると夕方4時。

・・・。まだ朝10時・・・。この陸の孤島で何をしろと。

仕方なく城壁に腰掛け、次から次へとやって来る観光バスを眺める。

日本人の旅行者も多く、たまに日本語も聞こえてくる。恐らくハネムーンであろうカップルも多い、皆幸せいっぱい。テンション高め。

仕方なく、昼寝。塩の満ち引きを眺め、多くの巡礼者が渡ったであろう海を眺め、また、色々な思いにふける。

日本に居るとき、テレビで見たモンサンミッシェル。世界にはこんな凄い場所が有るのか。一度は行ってみたいと思ってはいたが何故だろうこの虚しさは。結局、凄い物を見ても誰かに凄いね!と言えない、美味しい物を食べても、これ美味しい!と言えない不満感。孤独とはこう言う事。などなど色々考える。

そして、また、孤独な町に帰る。

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