LA PORTE D’OR

店主のブログ〜

オカシナタビ 32 英国

2022.10.02

このブログはフィクションです。ご想像にお任せ致します。

さて、今日の寝床を確保しよう。事前に調べてあったユースホステルへ向かう。

地図を頼りに町中を歩く。

例のノートには、

道路よりも下に格子の付いた窓がある。冬はよほど寒いのか。

左側通行、道路は日本と同じ。(フランスは右側通行)

よくテレビで見かける、2階建ての赤いバスが沢山走っている。

古い建物とビルが混在する。どこか東京と似ている。

ラーメン屋も幾つかある。醤油ラーメン5,9£(約1,300円)

こんな事を印しながら、どうにか目的地に到着。

得意の英語で、

トゥデイ ワンステイ OK?

1ペルソンヌ?

イエス。

難無くクリア。

料金は30£、以外と高いのか、物価の違いで余りピンと来ない。

部屋は8人部屋。2段ベッドが4つ並び、シャワーとトイレがある。指定された番号にたどり着き先ずは一安心。

さて、次は晩飯の確保。

辺りをぶらつくと、中華料理が目に留まる。海外ではよく見かける、容器を選びそこに指定した料理を入れてくれるスタイル。

例えば、容器がS・M・Lとある。1品目、Sサイズの容器にチャーハン(みたいなご飯)

思いっきり詰め込まれる。あーなるほど、容器の大きさは違えど、量り売り。

ストップと言う迄思いっきり詰め込まれる。

いわゆる、ガソリンスタンドで店員さんが満タンのガソリンを、あふれる寸前迄入れようとするあの感じ。

ただ、違うのは、こちらは食べ物である、あまり潰さないで。

おかずはビーフンみたいな麺。S容器にこれ又、盛り盛りと盛られる。

2品で7,5£(約1,600円)程。

店の前に並べてある台で、皆食べている。2£のビールを買い食す。

歩き回り、腹が減れば何でも美味い。

さて、宿に戻り、シャワーを浴びよう。もちろん全ての金品をシャワールームまで、持ち込み日本の様に気の抜けない時間を過ごす。

周りを見れば色んな国の人達がいる。良くも悪くも信用など無い世界。

バッグに全ての荷物を詰め込み、枕にして眠りにつく。

パリのユースホステルも幾度となく利用したが、ここはロンドン。

全く落ち着かないが、もう1本買っておいたぬるいビールを飲んで眠りにつこう。

イギリスに来たら、1度行って見たい場所がある。

よし、明日はロンドンを離れよう。

 

 

 

 

オカシナタビ 31 休暇

2022.06.05

このブログはフィクションです。ご想像にお任せ致します。

過ぎれば早いもので季節は夏えと向かい、聞けば来月バカンス休暇があるらしい。

日本では馴染みの薄い言葉だが、フランス人はバカンスの為に働く。

2週間休みが貰えるらしい。もちろん給料も出る。

よし、日本へ帰ろう!

なんて訳もなく金もなく。さて、どうしよう。バイトでも探すか。

色々、色々考えた結果、よし、イギリス、ロンドンへ行ってみよう。

パリからユーロスター、高速鉄道が出ている。幸い家から程近いパリ北駅、ここから発着しているらしい。

さて、何泊するか、日帰りでも行けなくはないがせっかくのロンドン。もう来ることもないかもしれない、ここは思いきって3泊4日の旅に出よう。時間はある。

しかし、後々この安易な選択が裏目に出る。

まず最初の難関、往復の切符を購入する。日にちや、曜日、時間帯、座席のクラス、様々な条件で値段が変わる。必要事項を紙に書き込み窓口へ。

もちろん、1番安い切符を探す。何とか購入。

食べ物のメニュー表なる物を見せられ説明されるが案の定、訳分からず。

恐らく、注文しておけば食事も出るよ。と言っているのだろう。

ドーバー海峡を渡りながら、冷えた白ワインにピクルス、チーズと生ハムも。良いね。バカンスだよ。

夢は膨らむが現実は厳しい。家からサンドイッチでも作って持って行こう。

地球の歩き方を頼りに情報収集。

いざ当日、ビビリながらもチェックインを済ませユーロスターに乗り込み、指定された席に座り出発の時を待つ。

まるで世界の車窓からを見ているかの様な風景に癒され揺られる事、2時間半程

途中、海底トンネル、ドーバー海峡を抜け、ロンドン、ウォータールー駅に到着。

流石に、英語圏、アナウンスも全て英語。入国審査もあり海外に来た感が増す。

ロンドン中心部迄移動し、円をポンドに替える為両替所を探す。町中には沢山有るがレートも様々。ぼられないよう迷いながらも、よさ気な所を探す。

ここに1冊のノートがある。

色々な場所に行ったとき、感じた事や思った事を箇条書きで書き綴ったノート。

1万円を換金すると39ポンドにしかならない。すげーポンド、ユーロより強い。

自販機のコーラが1本 1ポンド

と、記してある。

もちろん手数料やレートなど色々な要素は有るが、当時、パリで1万円を換金すると70ユーロ位だった。自分の勝手な感覚では、1ポンド=100円 1ユーロ=100円 例えば自販機でコーラを買うとすると、実際は日本円では1本100円 フランスユーロでは、約140円 イギリスポンドでは約250円 の換算となる。

物価の違いを痛感させられる。

又、色々と勉強になった。さて、今日の宿探しをしよう。

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