このブログはフィクションです。ご想像にお任せします。
さて、気づけば夕暮れ。
暗くなる前にホテルへ戻ろう。
駅前のホテルをおさえてある安心感と、あのお金を払ったおっちゃんはいるのか?
話は伝わっているのか?
不安なままホテルへ。
まさかの予約が入っていない。なんて言われようものなら・・・どうしよう。
ハロー、朝のレシートを見せる。
手の平をこちらへ向ける店員、朝のおっちゃんとは違う。
まさかの・・・か。
右の棚から鍵!よかった。
部屋は2階らしい。恐る恐る部屋をのぞく。
あーでも、駅前の格安ホテルにしてはもちろんバス、トイレ無しだがちゃんと一人部屋。
ベッドと簡単なテーブル、小さいながら手洗い場もある。
一応、鍵もかかる。
一安心した所で夕食の調達に行こう。一応ここへ来る間にスーパーの目星をつけてある。
盗まれてもよい物だけを部屋に残し出発。
日本では見かけない光景だが、スーパーの入口にごっついガードマンが立っている。
バッグの中を開き見せて入る。
さて、だいたいいつも直ぐに食べられるサラミやチーズ、少しは健康を考え酢漬けの千切りニンジン。ピクルス、明日の朝用のバケット、そして水。
最後は忘れてはならない自分にとっての命の水、ビールとワイン。
無事、任務を済ませ帰還。
さて、シャワーでも浴びるか。もちろん共同。
シャワーブースは4つ程あるがどれも空いている。
取られては困る貴重をビニール袋に詰め込み、シャワーブースの中まで持ち込む。
脱衣場に置いておくなどありえない。盗まれた所でホテルが責任をとってくれる訳もなく警察に行ったところで、何を説明するのか、きっと門前払いだろう。
重要なのは取られない。
よし、さっぱりした所でお楽しみのご夕食にしよう。
冷えたビールに分厚いステーキ、アムステルダムの夜を満喫。
と、行きたいがぬるいビールと薄いサラミ。酸っぱいニンジン。
ビールの種類が豊富でアルコール度数も高い、このビール10,5%だって。
でも、美味しい。
テレビ、なんてある訳もなく、ラジオないよね。
だんだんと気分も高揚し、よし無いなら歌うか。
♪高価な墓石を建てるより安くても生きている方が素晴らしい
ここにいるだけで傷ついている人はいるけど
高価なニットをあげるより下手でも手で編んだ方が美しい
ここに無いものを信じられるかどうかにある
♪今からそいつを これからそいつを殴りに行こうか
ヤーヤーヤー ヤー ヤヤーヤー
程なく、都合のよい大カラオケ大会も無事閉幕し
幸せなんだろうね自分は、いつもの自問自答。
貴重品を枕の下に隠し
酒と歩き疲れと睡魔に襲われ眠りにつく。
明日は無事パリへ帰れます様に。