LA PORTE D’OR

店主のブログ〜

オカシナタビ 34 後悔

2023.09.15

このブログはフィクションです。ご想像にお任せ致します。

 

さて、時計を見れば夜も20:00とりあえず昨日のユースホステルへ向かう。

1度泊まっているとは言え、夜のロンドン、昼間とは違う。

地下鉄に乗りビビリながらもどうにか目的の地へ。

つたない英語とフランス語で空き部屋は無いか?と

まさかの、いや、案の定、満室とのこと。

すっかり夜になってしまった。頼りの地球の歩き方を開き、次を探す。

歩いて15分程、記載されている、もう一軒のユースホステルへ。

地球の歩き方にはこの2軒しか記載が無い。

祈る思いで乗り込む。

満室。

.....。

さてさて、どうするか。

こんな時、頭をよぎるはドラゴンボール

CHA-LA-HEAD-CHA-LA

♪何が起きても気分はへのへのかっぱ 頭カラッポの方が 夢詰め込める

なんて、強がって見たものの...。さて、どうしよう。

ん?

受付のおばちゃんなんか言ってる。良く分からないが、パンフレットを指差し電話をかけてくれている。

アーユーフローム?

ジャパニーズ。

恐らく、系列店のユースホステルで空きを探してくれたらしく、ここへ行けと。

で、これも又恐らく、今から日本人が行くから頼むよ。

と、言ってくれたのだろう。センキュー。

そして、知らない町、ロンドンを歩く事20分ようやく寝床にたどり着く。

何度か経験したが、知らない町で寝床が確保出来ない、なかなかのストレス。

日本なら、よほどの事がなければお金さえ出せば直ぐに見つかるだろう。

外国、知らない町となるとかなり大変。土地勘も無く、いい人ばかりでは無い。

ああ、もうパリに帰りたい。

軽い気持ちで3泊4日のロンドン旅を決めた事に後悔。

明日もどこか探さねば、少々投げやりな気持ちでチェックアウト時

トゥナイト、ステイ オーケー?

オーケー。

パスポートのコピーを取られ、予約表を渡される。

行動あるのみ。一定の安堵感。

さて、今日はどこへ行こう。

 

 

オカシナタビ 33 慣れ

2023.07.17

このブログはフィクションです。ご想像にお任せ致します。

さて、子供の頃、図鑑で見た遺跡。

ストーンヘンジ

誰が何の為に作ったか、どうやって作ったのか、謎に包まれているストーンヘンジ。

1度は行って見たいと思いつついた地。地球の歩き方を頼りに出来るだけの情報収集。

ロンドン、ウォータール駅から電車を使いソールズベリーと言う駅迄、片道90分程らしい。

先ずは切符の購入、よく分からない窓口に並ぶ。

どこかで見た光景だ。悪夢の再来か。

紙に行き先を書き込み、片道と記したメモを駅員に見せる

又、あれこれ言われるのか!?

構える。

駅員、「25ポンド」と。

おお!すんなり買えた(^^)

意気揚々と電車に乗り込み、ソールズベリーへ

到着後、バスに乗る変えストーンヘンジの入口へと向かう。

ふと、前を見ると日本人らしき男性が、1人。

確証は無かったが、よく見ると日本語の本を持っている間違えない。日本人だ。

年齢は自分より大分大人に見える。だが、ここで会ったのも何かの御縁。

話しかけてみよう。

たわいもないやり取りだが、日本語、どこか嬉しい。聞けばこの後はパリに行く予定との事、自分はパリに住んで居ることを告げ、連絡先を交換した。

さてさて、ストーンヘンジ。

まず、到着するのは博物館の様な案内所。お土産など売っている施設。

そこから、専用のバスに乗り換え現地へ向かう。

おお!平原の中に円形に並べられた巨石。石を引きずった後だろうか、道の様に地面がえぐられ丘の向こうまで続いている。

すげーなー、本当あの巨石を昔の人がどう積みあげたのか、周りを見渡すと他にも石を並べた所も見える。すげーなーすげーなー、と思いながら案内経路を一回り。

何とも言えない不思議な気分に心酔わされ一瞬時を忘れるが、直ぐに現実に戻る。

さて、ソールズベリーの町迄戻り今日の寝床を確保しよう。

自分はいつも旅先で泊まってみる事にしている。その土地の食べ物や人々の暮らし。

なかなか面白い。手慣れた物。

下調べによると、ホテルも何カ所かあるらしい。

1番リーズナブルなホテルを目指す。満室らしい。

まあまあ、よくある事。大丈夫。大丈夫。

はいはい次。

近くにあった少しよさ気なホテルも満室。

仕方ない三ツ星の1番高そうなホテル・・・

一泊280£~

はい。流石に撃沈。因みに昨日のユースホステルは30£。

時は夕暮れ焦る💦

外国、特に知らない場所で寝床の確保に失敗すると、以外と焦る。

周りも薄暗くなって来る。

仕方ないロンドン迄戻ろう。

ただ、この時点で夕方6時。

ロンドン迄戻った所で何の保障もない。

 

 

 

 

 

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