このブログはフィクションです。ご想像にお任せ致します。
見よう見まねの、朝仕上げの作業も終わりかけた朝9:00黒人のおっちゃんが出勤して来る。
よく分からないが、従業員?
慣れた手つきでシンクにお湯を溜める。
見れば脇には洗い物がズラリ。いわゆる皿洗い。
ここからは自分の勝手な見立てではあるが、いっけん自由で平等の様に思える世の中だがやはり差別は存在する。
日本ではあまり感じにくい感情ではあるが、ゴミ収集や洗い場、俗に言う汚い仕事は黒人の人が多いと感じる。
後にレストランで働く事になるが、そこでも洗い場は黒人の人だった。
そして従業員もどこか冷たい。
彼は彼らでまた、独特の世界観をもつ。ある時厨房の裏で偶然見かけた。
ある一定の時間になると、絨毯を広げ祈りだす。
テレビでしか見たことのない光景だった。
何教なのかよく分からないが特異な人達だった。
今テレビをつければ、毎日の様に空港に押し寄せ、飛行機にしがみつく人々のニュースを目にする。遠い国の出来事でしか今の日本人には思えない。
すみません。自分の勝手な憶測です。
あの時、洗い場にいた黒人のおっちゃんも人種的には同じ感じを受ける、国を追われ仕方無くこの仕事にたどり着いたのか、結局は弱い立場に置かれる。
フランスは色んな民族が混在していて、それぞれの文化、風習、リスペクトして見れば素晴らしい調和の様にも思えるが、一緒にやって行くのは大変。
でもだからこそ、みんな一生懸命生きてる気がする。
また勉強になった。