LA PORTE D’OR

店主のブログ〜

オカシナタビ 36 日常

2024.04.11

このブログはフィクションです。

ご想像にお任せします。

なんとか、パリへ。帰国。

気を取り直し、まだ残っているバカンスを。

さてさて、たいした予定もなく町をぶらぶら徒歩でセーヌ川をこえノートルダム寺院の前を横切り、もう一度セーヌ川を渡る。

Odeonオデオン

観光客も多く、近くに大学、美術館などがあり活気溢れる個人的に好きな場所。

この近くに中華料理MIRAMAミラマと言う店がありラーメンなど日本人にも馴染みの料理も多くたまの贅沢で、数回行った。

入り組んだ通りには、観光客相手の土産物やレストランが立ち並びなかなか楽しい

大通り沿いにスターバックスがある。

たまにはコーヒーでも飲んでみるか。

なにげに列に並びいざ自分の番。

定員が何やら、M I    B 知ってるか?

と、何やらピストルを構えるポーズ。??

詳しくは分からないが、映画の話しをしているらしい。流石のスターバックス、フレンドリィだね。と思いつつ

ウイ。一応、はい。と答える。

すると定員。目と素振りで後ろを見て見ろ。と??

思わず振り返る。

ウィル スミス

すげー、本物。

どうする事も出来なかったが、自分の後ろに並んでる。普通に。

凄いね。パリ。

話しは変わるが、働いている店の近くに中山美穂が住んでいるらしく

たまに、チョコレートを買いに来るらしい。

一目、拝みたかったが何時もは奥のラボで菓子作りに没頭している為、叶わず。

色々な可能性を感じる一日であった。

 

 

 

 

 

 

オカシナタビ 35 殺伐

2023.11.19

このブログはフィクションです。ご想像にお任せします。

寝床も確保し、さてさてどこへ行こう。

いよいよ明日は最終日、パリに居るときは日本に帰りたくてしかたなかった。

今は、早いとこパリ、自分の部屋に帰りたい。

少しは大人になったのか。

ぶらりとテムズ川沿いを歩く。

時計の塔、おーあれがビッグベンか。左手にはデカい観覧車がある。

右に抜けると、バッキンガム宮殿。

テレビで見かける光景が広がる。きっと色々観光名所があるのだろう。

そこはヤローのボッチ旅。ビッグベン裏の公園の芝生で寝そべる。

テムズ川を渡り、観覧車の近くへ。時はバカンスシーズン大勢の人達で賑わっている。

大道芸、ある一定のポーズで止まっている人達。

コインを投げ入れる余裕もなく横目で立ち去る。

ロンドン、パリと東京が入り混じるイメージ。

1度行きたかったストーンヘンジ、3泊4日のボッチ旅少々長すぎた。

あくる日、お昼のユーロスターにて帰国。?

意気揚々と駅へ。途中、土産物屋が軒を連ねる。

日本に居る家族に次の宅急便で何かお土産を贈ろう。

何でもよかった、ふと目にとまったユニオンジャック柄のお菓子の缶。

手の平サイズ、大きさも手頃で賞味期限も長い。

よく分からないがイギリス感もあり、よしこれにしよう。

駅に着くと、出国審査があった。そうかこれからユーロ圏、手荷物をX線検査へ出すよう求められる。パスポートを提示し金属探知機をくぐる。

あれ?荷物が出てこない?

ちょっとこっちへこいと。

さほど何を言われているのか分からないが、怪しい物は持っていない。

すると係員がバッグの中の四角い缶を指差している。

あーさっき買ったお土産の缶。まじか。

時はアメリカ同時多発テロ事件から数年。

ヤローの一人旅、手荷物一つでロンドンからパリへ。

怪しい。とでも思われたのか。

バックを開け中身を見せようと手をかける。

すると、ウエイト!ウエイト!

触るなと、これは何だと?と

お土産と言う単語が思い浮かばす。

あっレシートがある。あれを見せよう。

後ろのポッケトから財布を取りだそうと手を回した瞬間。

又もウエイトウエイト!

アメリカ映画でよく見かける警官が銃を取り出すあのシーンにでも見えたのか。

トホホ。

 

 

結局、その係員が見ずから取り出す。

フード? イエス。

黙って荷物を渡され終了。

そんな軽い爆弾あるか?

言葉が分かれば文句の一つも言いたいとこだが、我慢。

ようやく、通過することが出来た。

今でこそ笑い話だが、自分の中では渡仏中の大事件の一つで、日本では感じた事の無い殺伐とした空気感。自由とは何か。色々、色々考えさせられる。

 

 

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