このブログはフィクションです。ご想像にお任せします。
あの手この手で、どうにか一時帰国の途につく。
帰りの飛行機はANA往復の有効期間は一ヶ月。つまり、一ヶ月の間に学生ビザを取得しフランスに戻らなければならない。この時点では無事にビザが取得出来る保証も無い。まず、何より無事に入国出来るのか??
知り合いの話では、最悪の場合EU国内に二度と立ち入れなくなるらしい。ビビる。
取りあえず、飛行機に搭乗出来た。一定の安堵感。最悪な結末が待とうとも、次に降り立つのは安住の国、日本。例え、とがめられようとも母国。言葉も通じる。母もいる。
色々な思いが入り交じる。考えれば考える程不安になるが、周りをも渡せば日本人も多い。日本の飛行機会社。アナウスも日本語。素晴らしい。
泣けてくる。
12時間のフライトを終え成田に降り立つ。入国審査に並ぶ。母の荷物を持ち一人ではないアピール。
その時は近づく。
あー神様。
あえなくスルー。
助かった。
すげー日本だ。
ここで、飛行機についても触れておきたい。
日本から直行便は全日空ANA、日本航空JAL、エールフランスの三社。ただ直行便は高い。安くあげるのであれば、経由便。例えば、カタール航空、ドーハ経由、値段は安いが時間がかかる。乗り継ぎが悪いと空港で何時間も待たされる。
経験上、例えば、羽田~ドーハ間は日本人も多く日本語の通じるスタッフもいて、日本語の通訳的なアナウスも流れる。ここ迄は良いが、ドーハ~パリ間は日本人も殆どおらず英語が分かればまだしも、全く日本語など聞こえない。完全アウェーなかなか大変。
総合的に判断すると、やはり時は金なり。エールフランス、行きは羽田発の深夜便。沼津を18:00に出ても間に合う。約12時間、寝てれば到着。しかも現地時間早朝4半。
そして帰り。
帰りの飛行機は一見、羽田空港の方が近くて便利な気もするが、沼津迄帰る事を念頭に置くと自分的には羽田~沼津行きのバスが無いので、成田着で沼津行きのバスをお勧めする。エールフランスのパリを昼過ぎに出発する便に乗ると翌日、朝7半位に成田着。しかも、羽田行きより空いてる気がする。そして10時位に沼津駅行きのバスがある。
少々時間はかかるが14時位に沼津駅北口に到着する。重い荷物を持ち電車、新幹線の乗り換えを考えれば時差ぼけの中かなり楽。
金額的にも羽田~沼津の交通費を考えれば同じ位。さらにプランによっては成田着にすると旅行代金が数千円減額などもある。
あくまでも個人的な意見です。今は時間など変わっているかもしれません。
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母を呼び寄せ、久々な気分の特別な時間。
パリをひと周りし、母が行ってみたいと言っていたモンサンミッシェル日帰りツアーへ参加。片道5時間、朝一パリを出発し夜戻って来る現地参加型のツアー。添乗員も日本人、お客もほとんど日本人。ああ、それだけでなんか嬉しい。
半年ほど前に、もう来ることも無いだろうと一人で行ったモンサン。
凄い物を見ても誰とも共有出来ない虚しさを知ったモンサン。
対岸のホテルに泊まり、翌朝まだ暗い中一人黙々と歩いて行ったモンサン。
帰りのバスが来なくて、結局夕方まで城壁で昼寝してたモンサン。
幸せな時間の流れる観光バスの中、色んな、色んな思いが頭をよぎる。さあ、いよいよ日本へ帰ろう。浮ついた気持ちと帰国へのビビった気持ち。無事入国出来ますように。常に祈る。